Luckin Coffee、フルーツジュース事業を開始 Louis DreyfusとJVで
スペシャリティコーヒー輸入専門業社のGenuine Originが西海岸進出
ニューヨーク州アービントンに本拠を置くグリーンコーヒー輸入業者のGenuine Originが来月にもワシントン州ケントに新しい西海岸の倉庫を開設し、西海岸進出を果たした。同社はまた、ペンシルベニア州に新しい、より大きな東海岸の倉庫を開設しています。
ED&F Man事業であるVolcafeのスペシャルティコーヒー部門から生まれたGenuine Originの主な事業は、北米のロースターにトレーサブルなスペシャルティコーヒーを提供することだ。 2016年の発売以来、同社はecomerce事業に特に重点を置いている。
今回の西海岸進出で、西海岸の焙煎業者にグリーンコーヒーを素早く提供できるようになり、さらに輸送コストを削減することができるという。
焙煎したてのコーヒーを手軽にーー電動コーヒー焙煎機Bellwether Coffeeが$ 40Mを調達
Bellwether Coffeeが$ 40Mを調達
カリフォルニア州バークレーに本拠を置く、電動コーヒー焙煎機の開発者であるベルウェザーコーヒーは、4000万ドルのシリーズBラウンドを調達し、製品をグローバルに販路拡大を目指すという。
焙煎したてのコーヒーを手軽に手に
Bellwether Coffeeは焙煎したてのコーヒーを手軽に手に入れれる世界を目指し、製品開発をしているスタートアップだ。一般にコーヒー焙煎機の利用には、許可証、ガスライン、通気システム、メンテナンスなど大規模な投資と面倒な手続きが必要だ。そのため、通常、コーヒー豆は大規模な焙煎施設で一箇所に一度に焙煎されたあと、各小売業者に出荷されることが普通だ。焙煎を店舗で行うコーヒーショップも少なからず存在するが、いずれにせよ手軽とは言い難い。同社は電気式通気口なし焙煎システムを提供することでそれらのデメリットを回避し、手軽に焙煎したてのコーヒーが楽しめる世の中を目指しているという。同社の製品は、同社によるとガス式によりもより安くしかもガス駆動型と比較して温室効果ガスの排出を90%削減し、地球環境にもよりよさしいと主張している。
DBL Partnersなどがリード投資家に
同社が発表したリリースによると、資金調達ラウンドには、DBL PartnersとLyndonとPeter Rive Brothersがリード投資家として参加したという。その他の投資家には、FusionX、Congruent Ventures、Coffee Bell、Tandem Capital、Spindrift Equities、XN Ventures、Balius Partners、およびHardware Clubが含まれる。
Bellwether Coffeeはこれまでに5600万ドルの資金をベンチャーキャピタルなどから調達し、主要な顧客は、チェーン店から地元の小さな店までさまざまだという。
英国のコーヒーチェーンブラックシープが資金しグローバル進出
ブラックシープ、1,300万ポンドを調達しグローバル進出
ロンドンで創業された独立系コーヒチェーンのブラック・シープ・コーヒー(Black Sheep Coffee)が資金調達してグローバル進出するみたいです。ファイナンシャルタイムズ紙がほうどうしました。このチェーンはほとんどの店舗がロンドンに位置するのですが、新しく1,300万ポンドを調達しグローバル展開に投資するそうです。
https://www.ft.com/content/231a0c54-90dc-11e9-b7ea-60e35ef678d2
Kickstarterからのコーヒースタートアップ
Black Sheepは、2013年に2人の大学生ルームメイトShohet氏とHolth氏によって創業されKickstarterを介して23,000ポンドのクラウドファンディングを成功させ創業の資金をあつめた。今年末までに店舗数を34から70に増やすことを目指している。
参加投資家は錚々たる面々
このラウンドに参加した投資家には、Spotifyの初期投資家であり、ベンチャーキャピタルファンドNorthzone Venturesの創設者であるTellef Thorleifssonと、シニアコカコーラのエグゼクティブ、ビルシュルツなどが含まれているという。
コーヒーは1日25杯までOK?
中国コーヒースタートアップのLuckin Coffee、スタバの背中を捉える
Luckinの2Q、大幅成長も利益は市場予想下回る
中国Luckin Coffeeの19年2Qの決算が発表された。予想された通りに大幅に成長しているものの市場予想よりも大きな損失がだったため、Luckin Coffeeの株は今週大幅に下落した。収益の市場予想は1億3240万ドルで市場予想の1億30.3万ドルをわずかに上回ったものの、第2四半期の純損失を9,920万ドルと市場予想よりも悪かった。今週の火曜日の終値で58億ドルのvaluationをつけた同社の株式は、同社が今年の3月にIPOして以来37%上昇していた。しかし水曜日の決算発表をうけて株価は急落、火曜日の終値に比べて16%以上下落した。 Luckinはたった2年前に設立されたにもかかわらず急速に店舗数を伸ばし、すでに中国国内で約3,000店舗規模に成長。中国スターバックスに次いで中国で2番目のコーヒーチェーンとなっている。 スターバックスの市場価値はLuckinの20倍近くあり、グローバルでみるとまだまだ背中は遠いが大量の消費者を抱える中国での急拡大にコーヒー業界関係者以外の多くを驚かせた。
四半期で600近い新規店舗、中国スターバックスは4000店舗
Lukinは今四半期だけで593の新規店舗を開店したという。1ヶ月に100店舗以上回転する脅威のスピードだ。スターバックスは6月時点で約4000店舗であり、もう背中が見えていると言っても過言ではないだろう。ただしLuckkinの店舗の大半はピックアップショップであり、座席は少なく店舗の大きさは小さく設計されているため、店舗数をスタバとは単純比較することはできない点には注意したい。またスタバは中国でのLuckkinの猛追にあわせて、小規模で座席がないピックアップ型の店舗をオープンしている。スタバがこの形の店舗を大量投入すれば店舗数の伸びは張り合える可能性もある。決算会見でLuckkinの共同設立者兼CEOであるJenny Qian Zhiyaは2019年末までに店舗数を4,500に増やし、店舗数で中国最大のコーヒーチェーンになると宣言した。
値引き戦略で月間販売数の大幅上昇
Luckinの急拡大ニュースはセンセーショナルだが飲み物を値引きすることで新規顧客を引き付ける戦略にでている点も抑えて統計を見る必要がある。スターバックスのCEOのケビン・ジョンソンは、この戦略には否定的であるもののアイテム数でみたときの成長は顕著だ。19年1Qで減少に転じた月の平均アイテム販売数は値引きの実施により2Qで再び大きく伸びている。
海外進出も
Luckkinはアメリカーナグループと業務提携し、中東とインドに進出するために現地に合弁会社を設立している。中国国内で熾烈なスタバとの競争があるなか、海外ではグローバル企業と組むしたたかさを見せている。
参考:
コーヒー豆いらずの人工コーヒーを作るAtomo Coffeeが260万ドルをseed roundで調達!
人工コーヒースタートアップが260万ドルを調達
ワシントン州を本拠地とする豆を含まない分子コーヒーを作るスタートアップのAtomo CoffeeがHorizons Venturesからの260万ドルをシードラウンドで調達した。Horizons Venturesは、Spotify、Siri、Zoom、Improbable、Impossible Foods、Perfect Dayなどに投資する著名な機関投資家。
コーヒー豆いらずの人工コーヒー
Atomoは、コーヒー豆をリバースエンジニアリングして、「人工的な」コーヒー作りを目指すスタートアップ。「人工肉スタートアップ」のコーヒー版みたいなものだ。
同社のHPによるとコーヒーは、芳香族、フレーバー、酸、アルコールなどのカテゴリに分類できる数百の化合物で構成される液体飲料であり、それらを分析することでコーヒー豆いらずのコーヒーを作ることができるという。