焙煎したてのコーヒーを手軽にーー電動コーヒー焙煎機Bellwether Coffeeが$ 40Mを調達

 

Bellwether Coffeeが$ 40Mを調達


カリフォルニア州バークレーに本拠を置く、電動コーヒー焙煎機の開発者であるベルウェザーコーヒーは、4000万ドルのシリーズBラウンドを調達し、製品をグローバルに販路拡大を目指すという。

 

焙煎したてのコーヒーを手軽に手に

Bellwether Coffeeは焙煎したてのコーヒーを手軽に手に入れれる世界を目指し、製品開発をしているスタートアップだ。一般にコーヒー焙煎機の利用には、許可証、ガスライン、通気システム、メンテナンスなど大規模な投資と面倒な手続きが必要だ。そのため、通常、コーヒー豆は大規模な焙煎施設で一箇所に一度に焙煎されたあと、各小売業者に出荷されることが普通だ。焙煎を店舗で行うコーヒーショップも少なからず存在するが、いずれにせよ手軽とは言い難い。同社は電気式通気口なし焙煎システムを提供することでそれらのデメリットを回避し、手軽に焙煎したてのコーヒーが楽しめる世の中を目指しているという。同社の製品は、同社によるとガス式によりもより安くしかもガス駆動型と比較して温室効果ガスの排出を90%削減し、地球環境にもよりよさしいと主張している。

 

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冷蔵庫のようなサイズの同社の電動焙煎機の画像 (同社HPより)

DBL Partnersなどがリード投資家に

同社が発表したリリースによると、資金調達ラウンドには、DBL PartnersとLyndonとPeter Rive Brothersがリード投資家として参加したという。その他の投資家には、FusionX、Congruent Ventures、Coffee Bell、Tandem Capital、Spindrift Equities、XN Ventures、Balius Partners、およびHardware Clubが含まれる。

Bellwether Coffeeはこれまでに5600万ドルの資金をベンチャーキャピタルなどから調達し、主要な顧客は、チェーン店から地元の小さな店までさまざまだという。