フォード、コーヒーから車を作る

フォードはコーヒーから車を作る技術を開発している。大手自動車メーカーであるフォードはマクドナルドの古い廃棄扱いのコーヒー豆から成分を取り出し、それをバイオプラスチックに変えるという。これはフォードのSDGs的な取り組みの一環だ。フォードはマクドナルドから生ごみを取り、バイオプラスチックに加工するという。食品廃棄物の削減に加えて、この取り組みにより、自動車部品の軽量化、石油使用量の削減、CO2排出量の削減が実現するという。

 

毎年、数百万ポンドのコーヒーの殻(焙煎過程で自然に剥がれた豆の乾燥肌)が生み出されるが、そのコーヒーの殻は北米では園芸用マルチ(畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆う材料)またはチャコール(炭・木炭)に変わるのが一般的な利用方法とされてきた。しかしフォードとマクドナルドが協力することで、コーヒーの殻にたいして革新的な利用方法を提供できるというのだ。フォードはコーヒー殻を耐久性のある素材に変換して、特定の車両部品を強化できることを発見したという。フォードによると低酸素下で殻を高温に加熱し、プラスチックやその他の添加物と混合し、ペレット状に加工することで、材料をさまざまな形状に成形することができるという。

https://www.theverge.com/2019/12/4/20994188/ford-mcdonalds-recycling-coffee-grounds-car-parts